日本人の幽霊のイメージ

日本人の幽霊のイメージ
では日本人は幽霊と聞くとどのような姿を思い浮かべるでしょうか。私の家族や友人に少し話しを聞いてみたところ、同じような答えが返ってきました。「白っぽくて、足がない。」
私の中でも幽霊はこんなイメージがあります。不思議でした。
日本の幽霊には足がありません。江戸時代に描かれた三つの作品を例に出してみたいと思います。歌川広重作の「ごぜの幽霊」、川上冬崖作の「生首を抱く幽霊」、そして幽霊画では最も有名な円山応挙作の「幽霊図」。三作品ともに下半身は描かれていません。しかし昔の日本の幽霊には足はありました。源氏物語、今昔物語、伊勢物語に登場する幽霊には足があります。ではなぜ江戸時代の幽霊には足がないのでしょうか。　それには様々な諸説が存在しています。例えば、江戸の川端に生えていた柳の木のイメージからだとか、お寺などでたかれるお香の煙のイメージからだとかいわれています。しかしその中で最も有力な説は、円山応挙が描いた下半身の薄ぼんやりした幽霊が有名になったから、という説です。その時に築かれたイメージが現代にも息づいているのです。
では、中国人で物語中とか言い伝えとか幽霊がイメージ如何。
恐怖な話を言うな、宜しくお願いいたします